近年、高齢出産が増えていますよね。
女性の生き方や人生の選択が多様化し、ライフスタイルを大切にしながら、出産に対するタイミングを慎重に考えるようになりました。
筆者のあんなは38歳で妊娠、39歳で出産しました。一般的に35歳以上が高齢出産と言われているので、私は高齢出産を経験したことになります。私が経験したことをもとに、高齢出産のメリットとデメリットについて書いていきたいと思います。
高齢出産のメリット
経済的安定
単純な話、20代よりも40代の方が経済的に安定している場合が多いですよね。
多くの人は仕事やキャリアで安定し、社会人経験が長い分、貯金もそれなりにできることが一般的です。
ただ、50代で結婚した知人は、独身時代全く貯蓄をしていなくて、相手のご家族から相当避難されたとか・・・。お子さんにも恵まれましたが定年までの期間が限られていますし、教育資金を貯めるために節約生活をしていると聞きました。あくまでも高齢の経済的安定は「計画的にお金を使える人」に限った話かもしれませんね。
経験と知識の豊富さ
高齢の親は一般的に経験と知識が豊富です。
もちろん20代でもしっかりしている方はたくさんいると思いますが、私自身が20代の時と今とを比べるとかなり違うなと感じます。客観的に物事をとらえることがあまりできていなかったので、今より余裕のない子育てをしていたかもしれないな・・と感じることがあります。
若いときにやりたいことをやってから子育てに取り組める
仕事や趣味など、若くてパワーのあるうちにやりたいことをやり尽くしておく！というのも一つの選択ですよね。私も20代・30代は相当好きなことやりました！なので、今はやりたいことを我慢することが多いですが、大きくストレスを感じることはないですね。
高齢出産のデメリット
健康リスク
高齢出産には健康リスクが伴います。母親や赤ちゃんの合併症や染色体異常のリスクが増加し、妊娠中の合併症が発生する可能性があります。
我が家でも、新型出生前診断を受けるかどうかの話をしました。
「結果次第で行動が変わるかどうか」という論点で話したところ、「どんな結果でも産むという決断に変わりはない」と二人とも思っていたため、検査はしませんでした。
生まれてみたら息子にはASDの診断がつきましたが、高齢出産が原因なのか・・は正直分からないです。一緒に療育に通っている子のお母さんは私より若い人ばかりですし、2人目は定型発達というご家族もよく見ます。
ただ、2人目の子どもはいろいろなリスクを考えて諦めました。
エネルギーと体力の低下
高齢になると、エネルギーと体力が低下します。
「若いときにやりたいことをやってから子育てに取り組む！」とは相反する部分です。これはもう仕方がないですよね・・・走り回る子どもの相手をするには、そりゃー若い方が楽だと思います。
幸い、息子はインドア派なので私たちもさほど苦労することはなくここまでこれましたが、元気なお子さんだと大変だろうな・・と思います。
親が高齢であることの、子どもの不安
子どもが成長するにつれ、親が高齢であることが原因でソーシャル・ストレスが発生することがあります。親の健康状態や将来への不安が子どもに影響を与えるかもしれません。
例えば、子どもの思春期が親の更年期と重なってしまう、子どもが20代のころに親の介護が発生してしまう・・など。
息子が赤ちゃんの時、息子のおむつを替えながら「この子におむつを替えてもらうようなことにはならないように頑張ろうね」と夫と話をしました。
若作りと体力づくりは当分の課題です。
それぞれの選択を大切に
「いつ出産をするか」の決断にはそれぞれの価値観が大きく影響しますよね。
また、「〇歳で出産する！」と決めたところで、なかなかその通りにはいかないのも現実です。
我が家の場合、「自然の流れに任せる」と決めて過ごしていたところ、38歳での自然妊娠。「23歳で結婚したのに今授かったということは、今が自分の出産適齢期だったんだ」と強く感じ、とりあえずやるしかない！でスタートした出産・育児。大変なこともあるけど、それが「高齢出産のせい」と感じることはほとんどないです。
どんな年齢でもやっぱり育児は大変！いろいろな人に頼りながら助け合って子どもを育てていけたら素敵ですよね。
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