【迷う】支援級か通常級か??どちらを選ぶ?【経験談】

ASD子育て
初めまして。あんなと申します。
夫と2018年生まれのASD息子と3人暮らし。専業主婦です。
息子は2024年4月より、小学校の通常級に通い始めました。
様々な壁にぶち当たり中。9月からは通級に通う予定。
初めまして。あんなと申します。
夫と2018年生まれのASD息子と3人暮らし。専業主婦です。
息子は2024年4月より、小学校の通常級に通い始めました。
様々な壁にぶち当たり中。9月からは通級に通う予定。

支援級と通常級、選択をするまでの流れ

子どもが学校に通うとき、支援級と通常級のどちらを選ぶかは、多くの親にとって大きな決断ですよね・・。この春から息子(ASD診断済み)は小学校に入学しましたが、通常級への進学を選びました。そこに至るまでの経緯と、もっとこうしておけばよかったな‥と思う点を説明していきたいと思います。

支援級と通常級の違い

(下記は、標準的な内容です。市区町村や学校によって多少の違いがあるかと思います。)

支援級とは?

支援級は、特別な教育的支援が必要な子どもたちを対象としたクラスです。以下のような特徴があります。

  1. 少人数制:クラスの人数が少なく、教師が一人ひとりの子どもに対してよりきめ細やかなサポートができる。
  2. 専門的な支援:特別支援教育の資格を持つ教師が在籍しており、子どもの個別のニーズに応じた支援が行われる。
  3. 個別のカリキュラム:子どもの能力やペースに合わせたカリキュラムが提供されることが多い。

通常級とは?

通常級は、特別な支援が必要ない子どもたちが通う一般的なクラスです。以下の特徴があります:

  1. 大人数制:クラスの人数が多く、一人ひとりに対する個別の支援は限られる。
  2. 一般的なカリキュラム:標準的なカリキュラムに沿って授業が進められる。
  3. 多様な環境:さまざまな背景や能力を持つ子どもたちが一緒に学ぶ環境が提供される。

どういう流れで選択するのか?

息子の場合の流れは以下の通りでした。

①療育センター経由で就学相談のお知らせが来る

息子は地域の療育センターに通っていたので、療育センター経由で就学相談の案内が届きました。直接教育センターに連絡をして、就学相談を受けることもできるようです。

②学校の見学(支援級、通常級)

就学相談のお知らせと一緒に学校見学の案内も入っていたので、学校に連絡をして見学をさせてもらいました。実際に通常級と支援級の見学をし、校長先生と支援コーディネーターの先生にお話を伺うことができました。

③「教育センター」に連絡をし、面談の予約

電話で連絡をしました。

④教育センターで面談

夫と息子と3人でいざセンターへ。

息子は別室で一人の職員の方とテストを受けます。詳しくは見ていないので分かりませんが、おそらく発達検査と同じような課題だったと思います。

その間、別の担当の方と私たち夫婦が面談をしました。普段の息子の様子や学校見学に行った際の感想、どちらに進学させたいかを聞かれました。ここでの親の希望が決定する際のベースになっているようでした。

息子については「ほとんど問題なく課題ができました」とのご感想をいただきました。

⑤教育センターから連絡・決定

後日、教育センターから連絡があり、「通常級でいいと思います」とのことで、通常級への進学が決定しました。

通常級に通う息子の「今」

現在通常級に通っている息子ですが、結構毎日大変なようです。(先生が・・)本当にしょっちゅう電話がかかってくるもので、「やっぱり支援級にしておけばよかったか・・・」と入学してから100回ぐらい思っています。

ただ、入学して2か月、息子に驚くほどの成長が見られているのも事実。担任の先生も優しく、親切なお友達がたくさんのクラス。良くも悪くもお友達の影響を受けやすい息子なので、やっぱり通常級にしてよかったのかな・・・と思うこともしばしば。

この感情は何度も行ったり来たりを続けるように思います。

一つ言えることは「息子は楽しく通っている」ということ。これがある限りは何とかサポートをしながら通常級での生活を続けたいなと思っていますが、ここが揺らいだら躊躇なく他の選択をする、と常に考えています。

選択をする前に、これをしておけばよかった!

支援級か通常級か・・・結論を出す前にしておけばよかった!と思うことが一つだけあります。それは、「幼稚園の担任の先生にしっかり意見を聞くこと」です。

幼稚園では息子の特性をしっかりご理解くださり、発達支援の専門家ではないものの、十分すぎるほど息子に寄り添った教育をしてくださいました。個人面談も、他のお子さんが15分程度のところを1時間も時間を取って丁寧に向き合ってくださいました。なので、私は「幼稚園での様子もちゃんと理解している!」と思い込んで就学相談に臨みました。ですが、「通常級に決まりました」と報告したところ、担任の先生はとても驚かれて、言葉にはしないものの「本当に大丈夫ですか・・・?」という心の声が聞こえました。そして小学校に入ったらこんなことで困ると思いますよ・・とさらにいろいろなことを話してくださいました。まさか私が通常級を選ぶとは思われていなかったようです。

もちろん幼稚園での困りごとは聞いてはいたのですが、「小学校では何とかなるのでは・・?」と私は思っていました。もっと言うと、先生のお話だけでは具体的にどのようなことが起こっているのかイメージしきれていなかったかもしれません。

息子はいわゆる「療育では優等生」なタイプ。なので、療育センターの主治医の先生、療育センターの担任の先生、民間療育の先生に報告したところ「通常級で大丈夫でしょう」とみなさん太鼓判を押してくださいました。療育は保護者同伴の施設もあったので、療育での様子は私もよく見ていました。

ですが、「定型児の中で集団行動をする息子の姿」を誰よりも理解して見てきてくださったのは幼稚園の先生だけなんですね。このことに全く留意していませんでした。先生も立場上「こっちがいいと思います!」とは言えないと思いますので、こちらからもう少し掘り下げていろいろ聞いてみればよかったと後から思いました。案の定、先生が心配していた通りのことが今小学校で起こっています。それに一つ一つ家族として向き合っている毎日です。

どっちが正解かなんて、簡単には分からない!~一番大事なこと~

私が入学までに何度も思っていたのは「実際やってみないと分からないものを、体験も何もなしで息子に合ってるか判断するなんて難しすぎる!」ということ。そんなときに小学校教諭の友人に「学校によって違うけど、入学してから転籍したり、いろいろ手立てはあるよ」と言われ、とっても気持ちが楽になりました。

通常級に入って「これは大変だ!」と思った私は、先生との面談を数回行い、通級へ通う準備を始めたところです。

入学前に「これ!」という答えに辿り着いて、子どもも学校側もストレスなく過ごせるのがベストだとは思います。しかし前述のとおり、「やってみないと分からない」というのがすべてです。とりあえず何か一つ信念をもってどちらかに決定し、入学後に起こった問題に対処するため「何かあったらすぐ動く!」という覚悟を持っておくことが一番大事だと感じています。

これからもたくさんいろんなことが起こると思いますし、大きな変化が訪れることもあると思いますが、何とか日々頑張っていきたいなと感じています。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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