ASD・小学校一年生の息子ですが、現在スイミングスクール(イトマンスイミングスクール)に通っています。それを始めたきっかけや、現在の様子を報告していきたいと思います。
本人がやりたがった
基本的には、息子が「これやりたいんだけど」と言ってきたものは一度は検討します。
ただ、息子は小学校でいろんなチラシをもらってくるたび「これやってみたい!」と言い、「あんまり深く考えていないな・・」と思うこともしばしば。「これはこういうことだと思うけどどう?」と聞いてみると「うーん、やっぱりやらない」となることも。なので、「どれぐらいの【やりたい】なのか、どういうものか分かって言っているのか」をカウンセリングする力も必要で、判断が難しいこともありました。
「これやってみたい」と言っても数日たったら忘れていることが多い中、スイミングだけは何度か行きたいと言いました。水が苦手で水泳の授業も難航していたので意外だったのですが、イトマンスイミングのチラシに載っていた「水が苦手な子も大丈夫!」という謳い文句に惹かれた様子。克服したいというよりは「これは僕のことだ」と感じたとのこと。
夏休みを利用して、2日間の体験レッスンに行ってみることにしました。
申込み用紙のチェック項目に「集団行動が苦手」というのがありチェックしたところ、「配慮します」とのお声がけもいただけました。
体験レッスンに参加
新しいことにチャレンジすることが苦手で、見通しの立たないことも苦手な息子は、直前になって「行かない」ということも十分に考えられました。なので、数日前から「体験がんばれそう?」と聞いて、気持ちを確かめていました。
体験1日目当日、出かける直前少し不安そうにしましたが、コンディションがよかったのと、おやつがわりにカロリーメイトを食べて気分が上がったのか、すんなりと出かけることができました。
水の揺れが怖い
着替えは一人だとまだ不安なので事前に確認。更衣室は「大人の性別」のところに入るのはOK、待合のフロアではタオルで見えないようにすれば着替えOKとのことだったので、フロアで着替えを選択。見守りつつ、少し手伝いつつスムーズに着替え完了。
10人ぐらいの「水慣れ」のクラスでした。整列や準備体操・シャワーまでは順調でしたが、なかなか水に入れない様子。「水の揺れが怖い」とのこと。先生は無理やり入れることはしないので、しばらくプールサイドに座って見学をしていました。母が話をしてみると、「なかなか勇気が出せない」とのこと。運動能力が低いこともあり、水に入る動作も難しいのだと思いました。先生に抱えてもらってやっと入ることができましたが入るだけで終わった1日目・・。最後にベビープールに移動。よじ登るのが苦手なのでみんなのように滑り台で遊んだりはできませんでしたが、ゆっくり歩いて過ごしていました。
少しでもチャレンジできたことを先生に褒めてもらえたようで、明日も頑張ってみるとのこと。先生に何が怖いかすぐに伝えられたことや、母がいる場では少しチャレンジできただけでも良かったのかなと思いました。
少しずつ芽生えた「挑戦する気持ち」
体験レッスン2日目。昨日のことがあり、行かないというかと思いきや、行くという決意は変わらなかったようでした。昨日と同様、出かける直前に少し不安が出てきて弱音を言っていましたが、割とすんなりと外出。着替えのあと、「挑戦できる?」と聞いたら「できる」と。果たしてどうか・・と思いつつ見ていると、やはり最初の一歩がなかなか出ない様子。
先生が少し強引に大きいビート板につかまらせたところ、バタ足をすることができました。それからは、少しずつ挑戦する気持ちが出てきた様子。先生が降りやすいように高いベンチを入れてくれたり、抱っこして泳いでくれたり、違う道具を出してくれたりと気を使ってくださり、最後には自分でお尻をずらしてプールに入ることができていました。昨日に比べるとものすごい進歩!
終わってからも満足そうな顔で、まさかの「通いたい」と!入会することを決めました。
入会時のこと
入会の申し込みの際、申込用紙のチェック欄に「ADHDである」「集団行動ができない」というのがあったのを覚えています。ADHDだけ具体的な名前が出ていることに若干違和感を感じつつも「集団行動ができない」にチェックを入れて書類を提出。するとコーチの代表っぽい人が出てきて息子の様子を聞かれました。「不安が強い」「新しいことに挑戦するのが苦手」などを伝えましたが、「様子を見ながらやっていきましょう」と言っていただき、無事に入会することができました。
入会してから、現在の様子
現在、入会してから8ヶ月です。
体験の時は若くて優しい先生でしたが、息子のクラスはベテランの女性の先生。「私はスパルタなんで!」とおっしゃっていました。水に顔をつけるのは割と大丈夫なんですが、立ち飛び込みや滑り台をまたいで滑る、など「できそうにない」と先に感じてしまうとそこでストップしてしまうこともしばしば。息子の後ろが大渋滞になってしまうことも・・・💦
自称・スパルタの先生が寄り添いつつ多少強引にやりつつ、息子の後押しをしてくださっている様子でした。最初は「あの先生あまり好きじゃない」と言っていましたが、できることが増えてくる→褒められる→達成感、という経験からなのか、「優しいところもある先生だから好き」と言うように!さすがです、先生。
毎回小さな挑戦をして、何度か繰り返すうちにできるようになる、という成功体験が積めることが親にとっては「すごくいい!」と感じています。しかし、息子は毎回挑戦しないといけないので3ヶ月ぐらいたった時「行きたくない・・・辞めたい・・」と言うことが増えました。とりあえずだましだまし連れていく→水着を着て気持ちのスイッチが入る→終わったら大満足で帰ってくる、というパターンが出来上がりました。
進級テストも割とスムーズに合格し、25級から21級まで進みました!急にレベルが高くなるので「21級になったら辞める」と宣言していた時期もあったのですが、「一度もやらないうちに辞めるのはどうかなぁ??一度21級のクラスを経験してみて、嫌だったら辞めてもいいよ」と言ったところ、「やっぱり続けてみる」とのこと!
先週21級のクラスを初体験。レベルもスピード感も上がったけど、必死について行っている様子がうかがえました。この8ヶ月でこんなにも成長するとは!
これから気を付けたいこと
実は母である私も幼少期にスイミングスクールに通っていました。あの頃は子どもの数が多くて今のような丁寧な指導ではなく、とりあえず何回も何回も泳がされてあまり楽しいものではありませんでした。
一度、気乗りしなくて「今日は休みたい」と言ったことがありましたが、親が激怒し休ませてもらえませんでした。その一件もあり、辞めたかったとは思うのですが、「辞めたい」と言い出すことができず、ずるずると小学校卒業まで続けました。おかげでそれなりに泳げるようにはなりましたが、あまりいい思い出ではなく・・・。かといって他に何かやりたいことがあった訳でもなく、なんとなく親に言われるがまま水泳もその他のことも続けていました。
中学入学とともにやりたいことが見つかり、「これがやりたいからその他のことは辞める!」と自分で言いました。中学入学というキリのいい時期でもあったため、すんなりと辞めさせてもらえ、そのとき始めた「やりたいこと」は、なんと今でも趣味で続けています。「自分で決めること」って本当に大事ですね。私は12歳でやっとそれができました。息子は6歳にして自分で「やりたい」「やりたくない」の意思がはっきりしていて、私の子どもの頃に比べるとずっと大人だなぁと感じます。
息子は今のところ楽しく通っています。「行きたくない」「辞めたい」と言ったこともありますが、そのたびにしっかり話を聞いて「何が嫌」なのかを読み取るように努力しています。まだまだ幼く気持ちをうまく言語化するのが難しいので、親の「聞く力」が大事だなと感じています。そして最終的には「自分で決めること」が大事だなと思っています。
本当に続けるのが苦痛な状況になったなら、スパッと辞めることも念頭に置きつつ、前向きに頑張っている今は全力で応援したいと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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