宿題、こんなにも苦労するとは!
春から小学生になった息子。もともと勉強は得意そうだったし、宿題に関しては何とかなるのでは?と甘く考えていました。
本田秀夫先生の本を読んだとき、「宿題は百害あって一利なし」とドーンと書いてあったこともあり、「やりたくないって言ったらやらないでもいいか!」くらいに考えていました。
しかし、いざ始まった宿題・・・。試練の始まりでした。
息子のつまづきポイント
文字を書くのがめんどうくさい
一年生の最初の宿題は「ひらがなプリント」と「音読」。
プリントは表面を授業中にやって、家で裏面を書くという宿題。1日1枚で量も少なく、「し」「つ」など、簡単な文字から始まるので一年生でも無理なく取り組めるように工夫されてるなーすごいなーなんて思っていましたが、とにかくこれが嫌なようで。
文字を書くこと自体は嫌いではないのです。何か自分で書きたいことがあると自由帳に絵を描いたり字を書いたりは普段からやっていましたが、「決められたものを書かされる」っていうのが嫌なんですよね。そりゃそうだ。大人でもそうだ。
そして完璧主義だから何度も何度も書き直す。そして消しゴムが面倒くさい。
先生から「授業中に消しゴムが面倒くさくて、消してほしいと言ってきます。家でも練習してください」と言われたので、自分でやるように促しますが泣いて嫌がり、一枚のプリントを書くのに何時間もかかっていました・・息子も私も毎日へとへとでした。
やりたくない!でもやらないのも嫌!
「そんなに嫌ならやらなくてもいいんじゃない?」と毎日言っていました。しかし、息子は与えられたタスクはこなさないといけないという使命感(?)がやたらと強く、「やりたくない」気持ちと「やらないのは嫌」という気持ちの間でいつも葛藤が起こっているようでした。
「どちらの気持ちもある」「どちらの気持ちも諦めたくない!」
そう言われるともうお手上げ・・・
「どちらかに決めるしかないよ」と言うしかないのですが、「決められないよ!」とまたキレる・・。
「楽してできる方法を教えて!」と言われたこともありました。(まぁそんなものはないのですが💦)
機嫌よく宿題をやるには・・?うまくいった方法・声かけ
嫌な気持ちにしっかり共感
「宿題やりたくない!」「めんどうくさい!」と毎日のように言っていますが、「そうだよねー。面倒くさいよねー。」と、とにかく共感。
テーマは「女子会」。愚痴を聞いて「わかるわかるー」って言ってもらえるだけでなんかちょっとスッキリするってことありますよね。ここで、「こうしたらいいんじゃない?」と解決策を提案するのはまだ早いです。
去年まで幼稚園や保育園で楽しいことばかりしていたのに急に始まったなんだかよく分からない「勉強」。しかも「家に帰ってからもやるの?何でやらなきゃいけないの?」という疑問でいっぱい。
「嫌だ」「面倒くさい」というネガティブな感情を持っていても悪くないんだよということは伝えてきました。そこを否定されると辛いですもんね。
「とりあえず、鉛筆とってこようか」
「やらなきゃいけないのは分かっているけど、面倒くさいから最初の一歩がなかなか出ない」というのが最大の難関。まずは「鉛筆だけ取ってこようか」からスタート。そして鉛筆を取って来れたら、「お、準備始められたね!」とさりげなく褒める。次はプリント、その次は消しゴム・・という風にちょっとずつ準備を促します。
準備がうまくできたら、「じゃあ最初の一文字だけ書いてみようか」で、宿題スタート。ここまでで結構時間がかかりますが、一文字だけ書いてみたら、何となく次々と書き出すことも。
心理学的に、嫌なことを「とりあえずやってみる」ことで、だんだんとやる気になってくることがあるそうです。(これは大人でも同じです。掃除めんどくさいーと思いながらも始めると、いつのまにか必死に掃除している、なんてご経験のある方もいるのではないでしょうか??)
とはいえ、鉛筆一本取ってくるのもなかなかうまくいかない日もあります。そんな時は準備はママが全部やって、あとは座って書くだけ!という状態にすることも。とりあえず「最初の取り掛かり」のハードルを低くすることに重きを置きました。
しりとりしながらやる?
ひらがなを何個も書く、という単純作業のような宿題だと、飽きてしまうこともあるようです。
これは一時的にしか効果がありませんでしたが、しりとりをしながらゲーム感覚で宿題を進めることでネガティブな気持ちにならないように工夫しました。
あとは『「つ」といえば・・・あ、つみきの「つ」だね!』など、何かしら面白いことにつながるように会話をしながらやることもあります。
あと〇個で終わりだね!
これは、息子には特に効果のあったやり方です。
「今日もたくさん書かないといけないー💦」っていうマイナスの気持ちから始まる宿題ですが、「あと10個で終わり!」など、カウントダウン形式で終わりに近づいていく感覚を味わうと、途端に集中力が上がるということがよくありました。
これからも続く・・・宿題
小学校一年生の息子にとって、宿題はこれからもずっと続くであろう試練・・・。
少しでも気持ちよくできるように、いろいろ工夫した声掛けをしていきたいですね。
「達成感」や「解放感」に共感しつつ、終わったらたくさん褒めて、好きな遊びに付き合ってあげましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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